2度めのポーランド〜ヤノフ村での織物修行と買付け旅〜 Vol.8“織物会館でクライキを習う!”

LINEで送る
Pocket

2019.10.4 晴れ

この日は絵織物のワークショップはお休みで、ヤノフ村の織物会館で
クライキ(足で織るバンド織り)のワークショップです。
出かける前にまずは朝食、チーズも色々で美味しい!

村のそこここに鹿注意の標識が。
自然いっぱいなのがよくわかりますね。

手持ちの現金が少なくなってきたので村の銀行に寄ってもらってATMへ。

ヤノフ村の織物会館に到着!
いやん表示も素敵可愛い♡

織物会館の外観もあたたかみがありますねー。

織物会館の前の広場の木々も紅葉🍂

足で織るバンド織り「クライキ」を教えてくださるのは、ヤノフ出身で織物の
研究をされているエディタさん(写真左)
ヤノフ絵織物の若手ホープのカロリナさんがサポートに入ってくださいました。(写真右)

織りに入る前に「クライキ」の歴史についてのレクチャー。
バンド織りってベルトやアクセサリーに使われるモノと思っていたら、ちょっと違う。
こちらでは信仰とも深く関わっていて、カトリック教徒にとって大切な日である
聖母マリア昇天の日8月15日に花や畑で採れた作物を束にして教会に
持って行くという風習があり、その花束などを巻く持ち手にクライキが使われていたのだそう。

伝統的なパターンも見せてもらう

絵織物には織り図はないけど、クライキには織り図がありました。

昔の写真。なんか可愛い♡

この写真は現代版かな?

実際にエディタさんがデモンストレーションで見せてくれます。

サクサク織っていって、かっこいい!

織りに入る前に、まずは糸の整経。

こんなに綺麗に整えるのも大変です。

整えた縦糸を糸に通してお織り機に。

織りの準備で午前中は終了。
かなり集中したので、午前中でもぐったりー。

この日のランチは、元気が出そうなピザ!

織り始めるとデモンストレーションで見てたより、ずっと難しい。(私にはね)
けどエディタさんが一人一人に優しく丁寧に教えてくれます。

この足もとは、スイスイ織ってるToccoちゃん!

夕方、なんとなくみんな織れるようになって、それぞれのペースで織れたところまででパチリ。
きっちりされてる方は、ホテルに戻って仕上げてらっしゃいました!尊敬!

カロリナさんに織物会館の展示についてレクチャーしていただきました。

マズーレ地方の幾何学模様や伝統的な植物模様

ヤノフ村の自然と人々の日常を織った現代の織り

紡ぎぐるまも。

この女性は芸術家もあったワルシャワ美術アカデミーのブルティンスカ教授。
1900年代に衰退しつつあった二重織の復興に尽力するとともに、織り手の想像力を引き出し織り手が新たなアイデアや構図を誕生させるという現在のヤノフ村の絵織物に繋がる活動をされた方。

ブルスティンカ教授の活動もあり再生した二重織ですが、社会主義終焉とともにまた織り手が少なくなっていき、何十人もいた織り手が現在では7名のみだそう。

7人のうち一番若手のカロリナさん。
コンクールで最優秀賞を取るなど若手ながら天才肌と言われています。
今後、カロリナさんのように受け継がれる方が増えますように!

織物会館を後にし、アリチアさんのアトリエへ。
(これでヤノフの織り手さん7人全てにお会いできました❣️)

アリチアさんにも数枚分けていただき、持ち帰ることに。

ホテルに戻り夕食。

アリチアさんに分けていただいてきた織りも加えて、部屋でヤノフの絵織物に
囲まれる至福の時間♡

アリチアさん作 冬のヤノフの暮らし
アリチアさん作

翌日はもうヤノフ織りワークショップ最終日。
織りあがるかしらん???と不安な気持ちもどよよーんとやってきたけど
アリチアさんの織物の中で、みんなが楽しそうに歌ったり踊ったりしてるし、 ここは楽しく⭐︎おやすみなさいzzz

LINEで送る
Pocket