モンゴル手仕事の旅 Vol.6 〜フエルトの工房へ〜

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2019.8.7 フエルトスリッパの工房へ

工房はチベット仏教のお寺の中にありました。
このお寺では、シングルマザーの自立を支援するために、
フエルト工房を開設されているとのこと。
働くママのために託児所も併設されてました。

お寺に入る前に見覚えのある白い法螺貝の絵が。
ブータンでも見たトゥンカル(チベット語で白い法螺貝)。
トゥンカルは霊を呼び起こして家畜や作物の成長を助けたり、病や破滅をもたらす悪霊を消し去るために使われていたそうでチベット仏教には大切なもの。

おまけ。。。ブータンの郵便局にあったトゥンカルの絵⤵︎

工房がある部屋に行く前にお寺を案内していただくことに。
このお寺にはダライ・ラマ14世もいらしたことがあるそうで、玄関に記念植樹もありました。

あっ、この絵もブータンで見た好きなやつ。
フレンズ。

絨毯も素敵でパチリ。

五体投地のお祈り用スペースも

お寺をぐるりと見せていただいた後は、フエルト工房へ。

草原から届いた原毛。どんな羊ちゃんからのかしらん?

原毛を大切に洗って、

染料も天然のも含めていろいろ

原毛を染める時のレシピノート?

原毛を染めて,

染めた羊毛の毛流れを整えたり、色むらも整えるためにドラムカーダーにかけます。

ここでも、まーさん活躍!

ドラムカーダーで整えた羊毛は、紡いで糸にしたり、そのまま羊毛刺繍にしたりフエルト化させてスリッパにしたりと多用途です。

ここではスピンドルではなく紡ぎ車で糸紡ぎ。

まーさんは、ママさんたちから褒められるほど紡ぎ車もひょひょいと上手に使って糸紡ぎ。

紡ぎを終えて、
糸で刺繍をする前に、フエルトでチクチクタイム。

下手ウマ?ヘタヘタ?なHin plusをチクチク。

この日もびっしり充実の時間だったので、ランチはサクッとのはずが、
結構のんびり。。。

料理が出てくるまでの時間にレストランに置いてあったシャガイと言うモンゴルの占いでちょっと遊んでみたり。
この占いは、馬、ラクダ、羊、山羊の4種の動物の人形?をシャカシャカと
サイコロを振るように?パッと出して、その組み合わせでいろんな結果がでると言うもの。
結果表は組合せが多いのでここではパス。
※どれがどの動物かだけ。。。
忘れちゃうから、写真撮ってその場で横に手書きでメモりました。

そうこうしているうちに料理が運ばれてきて、みんなでシェア。

そしてまた寺院に戻り、フエルトの工房へ。
工房に戻ったら、優しいママさんがさっき作ったチクチクhin plusをポシェットにしてくださってました。ありがとー♡

午後は、スリッパに縫い付けるための刺繍を。
私は法螺貝のトゥンカルを刺繍することにして、下絵を描き(ちゃんと穴が空いた図案があり、チョークでフエルトの上に描くので簡単)
ここでもチェーンステッチでチクチク。
前日も刺繍したけど、久しぶりのチクチク。超楽しい!!

この後に市場にも行く予定だったので、仕上げは東京に戻ってからにして、
スリッパを作る工程を見せていただくことに。
※ちなみに仕上がったのは、こちら⤵︎
トゥンカルと言われたら、そうも見える?いや、きっと見える!

羊毛を洗剤がちょっぴり入ったお湯でフエルト化させていく→この時すでにスリッパの形にしつつ。

どんどんフエルト化させていく

はしょったけど、しっかりスリッパの形になってきてるのを、たたいて更に
しっかり形づくり。

ここもはしょったけど、ほぼ完成形になったら、余分なフエルトを切り整えて
完成!
ここで作られているのは、ドイツに輸出されているそうです。

ドイツじゃなくて西荻のHin plusにやって来たのが、このこたちです。
モンゴルっていうより北欧っぽいかも。

宿題はこのまま持ち帰り。。。

フエルト工房でママさんたちとパチリ。
お世話になり、ありがとうございました。

寺院の前で長岡さんとまーさんとパチリ。

この後は市場を目指してgogo!

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