モンゴル手仕事の旅 Vol.2 〜大草原で糸紡ぎ〜

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2019.08.05

目覚めたら、そこは大草原‼︎
めちゃめちゃ気持ちいいー!

雲はあったけど空は青い!日頃の行いか?きっとそう♡

朝起きてわかったのは、ゲルが3つ。
1つは私たち(今回は昨年ポーランド織物の旅で知り合った、まーさんと2人)
もう1つは、いつも情報発信でお世話になっている「旅茶時間」のご縁で知りあい今回のモンゴル旅をコーディネートしてくださる長岡さん用。
そしてもう1つが母屋?(遊牧民家族のゲル)

そして遠くーに、みんなが使うトイレが。

近づくとこんな感じね。
プライバシーは守られてます。

トイレの内側も気になるよね。
こんな感じ。落ちるな危険!
私には、なぜ板が3枚あるのかが不思議だったけど聞けずに帰ってきてしまいました。

朝起きたら、まずは朝ごはんね。

揚げパンみたいな“ポールツォグ”これめっちゃ美味しい。
そのパンにつけるモンゴルの手作りバター“ウルム”も美味しい!
それにチーズっぽいの。
モンゴルの食べ物が美味しいのか、お母さんの料理が美味しいのか、とにかく美味しい❣️
そして飲み物は、モンゴル版ミルクティーの“スーテイ・ツァイ(モンゴル版は茶葉をお湯で沸かして、牛乳、塩、バターで味付けしたもので飲み物といえばこれ。)

これウルム(バター)を作っているところで、生乳を火にかけて沸かした上澄みでできたもの。これも美味しい❣️

朝食の後は、いよいよ手仕事のはじまり、はじまり!

でっかいハサミを持ってるけどね、これで。。。
あっ、後ろ姿の男性が私たちのパパス長岡さんです。

たくさんいる羊の中から。。。

私たちのために初めて毛刈りする子羊ちゃんが2頭選ばれて、おじさんが子羊の足を3本ぴろっと縛って、まず見本を見せてくれます。

子羊ちゃんは嫌がる様子はなく、なんとなく気持ち良さそうなのか?

顔だけ黒いくろちゃんすっかり裸ん坊。

顔も白いしろちゃんの毛刈りも始まり。

まーさん、糸紡ぎ、織物、編み物が上手なのですが、毛刈りも上手です。

しろちゃんもすっかり裸ん坊。

何気にひ弱くなった裸ん坊のしろちゃん。
ここで、モンゴルの羊のしっぽが丸いことに気づく!こんなしっぽ初めてみた!

そして、大草原でやってみたかった。。。糸紡ぎ♡
もちろん、さっきのくろちゃんとしろちゃんの毛で。

糸紡ぎも上手なまーさんはどんどん紡いでます。

子羊の毛は短くてクリンプが少ないらしく、初心者の私には紡ぎにくく
日本から持参したカーダーで整えてみたりして、

私がオタオタしている間に、まーさんは遊牧民の子供さんに糸紡ぎを教えてました!
ここでの羊毛の活用法はもっぱら大きなフエルトにしてゲルの断熱材として使うそうで、彼は糸紡ぎを見たのは初めて。
糸紡ぎのスピンドルを不思議そうに見つめる彼。
「回して回して」と言うまーさんに、素直に回す彼。

すごく不思議そうにスピンドルを回す!

そしてまーさんは、羊の毛が糸になって、編んで帽子になったんだよ。と少年に語る!

そろそろお腹が減ってきたなー!と思ったら、すでに12時過ぎてる。

お昼はモンゴル版の焼うどん“ツォイワン”。
料理に入ってるお肉は基本ラムです。
実はhinはちょっぴりラムが苦手。なので色々と調味料(わさびに塩に醤油、ホースラディッシュ、マスタードなどなど)を持って行ったのですが、お世話になっている遊牧民の家族と一緒に食べるのに、そんなの出せないー。トホホ。。。
そして思いきって一口。
?私の知ってるラムじゃない。食べれる!っていうよりめっちゃ美味しい‼︎

季節によって移動する遊牧民だから生活用品はとてもシンプルかつ機能的。
ぴったり写真が切れてしまってるけど、お鍋の下はストーブでストーブにぴったりはまるお鍋のサイズ。

火はストーブで。
では電気は?
答えはソーラーで!

日常、当たり前に使っているものが、水も電気も火もとてもありがたい存在なのだと再確認できたこと。

そして自然の恵みが色々と教えてくれたこと。

それに自然の中にあっては、人間なんて小さな存在で、その中の私なんか超ちっぽけな存在で。。。私の悩みなんか自然の中にあっては砂より小さいんじゃなかろうかと。。。あまり悩まないタイプですが、悩んだらそう思うようにしようと思った草原での時間。

午後はフエルトの工房(工場)へ。
※この時間、雷雨後の停電中でほぼ終業状態だったのですが、私たちが伺ったら快く丸めてたフエルトを開いて説明してくださって。。。
本当にみなさん優しい方たちばかり。

羊毛はゲルの断熱材のフエルトにするって聞いたけど、どんな風にそんな大きいのになるのかしらんと思ってたけど、なるほど。
めっちゃ大きいシートの上に広げてフエルト化させて。
くるくる巻いて。(もちろん1人じゃ無理です)

クルクル巻いたフエルトをシートごと乾燥機へ運び。(これも2人がかりで)

大きな乾燥機に入れて乾燥を繰り返し、出来上がり。

その後、民族衣装の工房へ。
残念ながら、こちらも停電でミシンは動いてなかったけど工房の様子はしっかり見せてくださいました。

カレンダーも可愛い♡

自分たちのゲルに戻る前にツーリストゲルへ。
こちらは2人用からファミリー用まで様々なサイズがあり、
中央に食事をするレストハウスゲルが。

基本ここは乗馬を楽しみに来る人ばかりなので、乗馬用のレンタルの服もあります。
長岡さんが現地の方と一緒に作られているツアーは、
TSOGTO MONGOLE HORSE TOUR です。
乗馬してみたい方、馬好きさん、ぜひチェックしてみてください。
→ https://mongol-jyouba-gakkou.com 

手仕事旅は私たちぐらいかな?でもこれからきっと増えるはず。

男女別のシャワーとトイレも完備。
(ちなみに私たちのゲルにはシャワー無し。)

「こっちのツーリストゲルに泊まってもいいよ。」って言ってもらったけど、
ちょっぴり不便でも私たちのゲルの方がいい。と、もう1泊もとのゲルに。

乗馬をする予定は無かったのだけど、戻った頃にちょうど馬たちが戻ってきていて、ラッキーなことに乗せてもらうことに。

優しい馬ちゃんなのに、やや恐々乗ってる。。。

裸馬を乗りこなす4歳と5歳の少年たち。
さすが!

あっという間に夜になり夕食に。
みんなで写真を撮り忘れたのが残念。。。金曜日だったからか家族、親族揃って馬乳酒でワイワイ賑やかに。
夕食は野菜のスープ(ラムがいっぱい入ってるけどね)“ノゴートイ・シュル”。

デザートにヨーグルト。

夕飯を食べたら眠くなって、おやすみなさーいzzz

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