池平さんの 原画「アリとキリギリス」
¥55,000 (税込)
画家 池平 徹兵さんの「アリとキリギリス」のお話
アリとキリギリスってどんなお話?
と息子が僕に聞いた。
僕はとても注意深く話し始めた。
なぜならこの物語は失敗すると芸術家が
大ピンチに追い込まれるからだ。
アリさん達は毎日毎日休まず働く。
キリギリスは毎日歌ばかり歌って全く働かない。
「冬に備えないと痛い目にあうよ。」
アリ達は言う。
「僕だって冬に備えたい。
でも歌をやめる訳にはいかないんだ。」
キリギリスは言う。
冬が来て、アリ達の予告通り、
キリギリスは雪の中で凍えている。
指先の感覚がなくなり、
手足がついているのかどうかも分からない。
キリギリスは冷たく冷たく冷えていった。
アリ達は温かな巣の中で蓄えた食料を食べながら
何かが足りない事に気がつく。
その何かが分からない事には心までは暖まらない。
アリ達の心は雪の降る冬、冷たく凍え始めた。
キリギリスは力を振り絞り雪の降る音を歌に変えた。
「キリギリスの歌だ!」誰かが言う。
アリ達の心が解凍されていく。
世界にはアリもキリギリスも必要なんだ。
と僕は息子に言う。
サイズ:21㎝×29.7㎝
oil on wood panel
【池平撤兵さんプロフィール】
[プロフィール]
現代美術家
1978年、福岡県に生まれる。
島根大学教育学部保健体育専修在学中より画家として活動。
国内での個展多数。海外のアートフェアにも多数参加。
2013年、第16回岡本太郎現代芸術賞展入選。
オペラシティアートギャラリー「project N」。
2017年、VOCA展選出。小学校や福祉施設でのワークショップ形式による作品制作、
東京大学駒場博物館特別展「境界を引く⇄越える」や一般社団法人アーツアライブ、
カナダマギル大学共催、東京富士美術館協力「A-health」のインストラクターを務める。
2023年、パークホテル東京のアーティストルーム制作、
日本テレビ「THE ART HOUSE #34」出演、
東大和市「貯水池鳥山」でのオープンアトリエを開始、
2024年、台湾Soka Artでの個展「現代借景」など活動は多岐にわたる。
2025年、渋谷「”HIKIKOMORI”ANYONE?他人事じゃないかも展」、
鎌倉「HUG FOR _」にて個展、
大阪 高槻病院エントランスでの作品展示、
福岡「ONE FUKUOKA BLDG」にて「アートうごめく!Wonder Garden」に参加、
神戸「FLORE Artist Gallery」にて個展「無限の断片」、
東大和市「貯水池鳥山」のオープンアトリエを「池平撤兵美術館」としてオープンし
作品の展示と合わせ、様々なワークショップやイベントを開催、
神奈川県立こども医療センターにてワークショップ開催、
二宮金次郎ぞうの修復(手をつなぐ金次郎再生プロジェクト)、
東京インターナショナルスクールのこどもたちとワークショップ開催、
「アートラインかしわ2025-柏花繚乱」参加とワークショップ開催、
「アートプロジェクト高崎2025」参加など。
在庫切れ





